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IVF@海外

IVF@海外 ⑪

本日もお越し頂いてありがとうございます。夕方凄い睡魔に襲われ、子供のお風呂やご飯、歯磨き全部終わらした後、数時間爆睡しておりました。変な時間に目が覚めて、更新しております。

では、⑩の続きに参りましょう。

J男は、超音波エコーをした翌日、ドクターKのもとへ、向かいました。ドクターKは、ゆっくりと検査結果を伝えました。「エコーによると、右側の精巣に腫瘍が認められたわ。直ぐに泌尿器科の専門医に紹介状を送ります。そちらで、専門医による治療が始まると思うわ。エコーの結果を不妊治療の専門医、ドクターLにも送っておきますね。」

J男は、「精巣に腫瘍??」 と言う言葉で、頭が真っ白になって後の話は、全く頭に入らなかったそうです。診察後、職場に戻りましたが、当然、仕事が手につく事は無く、これからどうなるのか、漠然とした不安に駆られたと言ってました。泌尿器科専門医の予約は翌日に決まりました。

私の元にJ男から、検査結果の報告が来たのは、仕事中でした。昼休み時間に携帯を確認した時、一瞬目の前が真っ暗になりました。私も、とてつもない不安に駆られたのを覚えてます。腫瘍って癌?? いや、良性かもしれないし。IVFなんてしてる場合じゃない。J男の体の方が一番大事だ!

私は、午前中に、生理が始まり、J男からの携帯のメッセージを確認した後、ドクターLのクリニックに、電話を入れました。看護師さん、ナースAが私の担当になりました。

ナースAに、J男の精巣腫瘍が、見つかった事を、震える声で伝えました。「だからもうIVFどころではないです。」と、振り絞って声に出しました。

すると、ドクターLから、その件で、Skypeで我々と、話がしたいとの事を伝えてくれました。既にドクターLの元にはJ男の検査結果が届いていた様でした。夕方、18時に予約をとりました。

18時ちょうどに、ドクターLからSkypeがかかって来ました。早速用件に入ります。泌尿器科専門医への、受診が明日なので、精巣腫瘍の治療方針は分からない事を伝えました。

ドクターLは、「このまま、ICSIに向けて準備を進めて行くのは可能です。今週期、顕微受精をするのであれば、J男は明日にでも、精子を採取して、最寄りの検査機関に提出して下さい。そこから、こちらのCクリニックに凍結移送して、こちらで保管します。そして採卵時に、解凍して顕微受精します。もし、採卵日当日、J男もCクリニックへ来院出来る場合は、当日精子を採取して、凍結精子と比べて良い方を顕微受精しましょう。どうされますか?」

私達は予想もしてなかった提案に、驚きました。てっきり、IVFはキャンセル、しなければいけないとばかり思っていたからです。私達には、子供は授かれない、と諦めかけてた所に、思いも寄らないドクターLの言葉に、希望の光を感じると同時に、本当に、精巣腫瘍の治療と並行して、顕微受精が可能であるのか、半信半疑でした。

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