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IVF@海外

IVF@海外 ⑦

本日も訪問して頂いてありがとうございます。

上の子は8歳なので、もう自分の部屋の、ベットで寝てます。下の子は6歳なので、未だ私達夫婦と一緒に、寝てます。我々夫婦のベットの横に、下の子のベットをくっ付けて、大きな川の字で寝てます。小さな川の字では無いので、全く狭くなく、快適です。下の子は寝てる時によく、私の手を繋いできます。可愛くて、可愛くて。でもこれも後、数年の事なのでしょうか。今を大事に、毎晩幸せを噛み締めてます。

それでは⑥の続きに参ります。

ドクターSは、スラリとした、多分40代半ば、綺麗な女医さんでありました。一通り挨拶と、軽く自己紹介を済ませると、本題に入ります。

ドクターKからの紹介状と検査結果は既に、ドクターKからドクターSにEメールで送信されており、ドクターSは既に確認済みの様でした。

ドクターSは、「直ぐにでも治療を始めた方が良いわ。」私達も「治療して、どうこうなるのであればお願いしたい」と伝えました。

そもそも、精液の結果が惨敗だけに、「子供を授かる事は不可能」だと、宣告されるのでは無いかと、半ば覚悟して, 我々は、今日の日を迎えました。

すると、ドクターSから、思いもよらぬ事を切り出されました。

ドクターSは、真っ直ぐ私達を見ながら、話し始めました。「本当に、申し訳ないのだけど、私はこのクリニックを、近いうちに、畳むの。私は、違う州に移る予定です。そこで、今度は、病院勤めをする予定です。なのでここで、不妊治療は出来ないの。ごめんなさいね。」と申し訳無さそうに言いました。

私達は、突然の事で、唖然としてました。「え、じゃあ、今日は、何の為に、ドクターSに会いに来たの?」我々は、落胆の表情を浮かべてたと思います。

ドクターSは、それを直ぐ察知したかの様に、直ぐに次の事を切り出してくれました。「この街には、本格的な不妊治療が出来る、クリニックは、もうここ以外はないの。それもあと数ヶ月で閉じる。でも、隣の都市に行けば、不妊治療が出来るAクリニックがあるわ。そこを紹介する事が出来るわ。それからBクリニックとCクリニックも紹介出来るわ。」

私達は、不妊治療については、全くの初心者なので、と、言いますか、つい最近まで、我々が不妊治療クリニックへ受診する様になるとも夢にも思っていませんでした。

3つのクリニックを紹介されても、何処をどう選べば良いのか全く分かりません。少し、沈黙が続きます。J男がその張り付いた空気を払い脱ぐ様に、ドクターSに言いました。

「成功率が1番高いのは、どちらのクリニックですか?」

ドクターSは「AクリニックよりB、Cクリニックの方が成績は良いわ。Bクリニックは、不妊治療を始めるまで、時間がちょっとかかる。なぜなら、治療するカップル、男女とも、子供関係の犯罪歴が無いかの証明書が無いと、治療は始められないから。」

確かでは無いですが、その証明書は、警察か国の機関などで発行して貰うそうです。私の様な外国人は、自分の国の無犯罪証明書も必要なのでは、と言われました。なんだか、複雑になってきました。(国や、そのクリニックによって、必要な書類は違うと思いますので、海外で治療される方は、くれぐれも、ご自身で、ご確認お願いいたします。)

外国人の私が海外で、不妊治療を始めるのは、なんて、ハードルが高いんだ、と唖然としたのを覚えています。

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IVF@海外

IVF@海外 ⑥

今日は、子供達と一緒にクリスマスツリーを出しました。家族4人で、楽しく、飾り付けをしました。子供達はクリスマスソングを歌いながら、はしゃいでます。この子達の歴代、保育園や、小学校で作ってきた、クリスマスオーナメントも飾り、懐かしさに浸りました。子の成長を嬉しく、そしてちょっとばかし寂しい、センチメンタルな気分にもなりました。子供の成長はあっという間ですね。私の手を必要とし無くなるのも、もうそう遠く無い、未来なのかな。

それでは⑤の続きに参ります。

我々は、ドクターKの診察室に入りました。いつもの様にドクターKは笑顔で、明るく、私達を迎えてくれました。そして、検査の結果を、早速伝えてくれました。

ドクターKに、私の血液検査もJ男の血液検査も、「No problems!」 と言って頂けました。「えっ?全く問題無いんですか?」と咄嗟に、少し困惑気味で私は、聞き返してました。

高齢出産に差し掛かる年齢の私に問題があるとばかり、思ってたので、拍子抜けでした。じゃあ、もう少しタイミング見ながら続ければ、自然妊娠できるのかな、と少し嬉しくなったのを覚えてます。J男もホッとして顔を見合わせました。

しかし、ドクターKは、少し間を置いて、「J男の精液検査の方がね、余り、思わしく無い、結果だったのよ。」と言いました。私の心臓が、急に、ドキドキし始めました。隣に座ってるJ男の顔を見ると先程とは、違う、不安げな表情を浮かべておりました。

ドクターKから、精液検査結果の用紙を手渡され、項目を説明して貰いました。

その当時の検査結果表が、未だあるかなと思い、ゴソゴソ探してみたのですが見当たりませんでした。残念! ヤケを起こして捨ててしまったのかしら!? 記憶を元に検査結果をお伝えします。

先ず、精液量は1ml にも満たなかったと思います。因みに、Whoでの定められた、精液量の基準値は1.5ml-7.6mlとの事ですので、大分少ない値でした。精子濃度も基準値以下、精子の量も基準値以下、運動率も基準値以下、正常精子形態率も基準値以下でした。

結果は散々たるものでした。まさか、私より7歳も若い、J男の検査結果に、問題があるとは、とてつもない、衝撃を受けた事を覚えてます。全くの予想外でした。しかし、それ以上に打撃を受けてたのは、本人のJ男である事は、間違いないです。

ドクターKは、不妊専門の産婦人科医に紹介状を書いてくれました。それを受け取ってドクターKの診察室を後にしました。

家に帰って、精液検査の結果を改めて見直しました。精液量が先ず、格段に少ないと言うのは、他の検査項目全てにおいて不利な結果になるので、致命的ではないかと、素人ながら頭をよぎりました。

不妊専門の産婦人科医、ドクターSのクリニックに電話で診察予約を入れました。。比較的早く、1週間先に予約が取れたと思います。これから一体どうなるのか、この先の、漠然とした不安を抱えながら、ドクターSの診察日を迎えるのでありました。

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IVF@海外

IVF@海外 ⑤

こちらに訪問して下さいました、皆さま、こんにちは。そしてありがとうございます。

ただ今、本職の仕事時間が、昼夜逆転しておりまして、体内時計がおかしな事になってます。昼間は太陽さんが、サンサンと降り注ぐので、寝たくても寝れない。来週には昼夜逆転が終了し、普通の、人間らしい生活に戻るので、それまで頑張ります。

それでは④からの続きに参ります。

看護師さんからの電話に出ると、私とJ男の血液検査と精液検査の結果が出た、と言う報告でした。その事でドクターKの受診予約を取って下さい、との事でした。

私は「結果はどうでしたか?何か異常は、ありませんでしたか?」と聞くと、看護師さんは、「結果の事や、これからの事は、ドクターKが話すと思いますよ。」との事で、それ以上は何も触れて来ませんでした。数日後に受診予約を入れ、電話を終えました。

私は、心臓がドキドキしたのを覚えてます。私の血液検査で何か問題があったのであろう。そうでなければ、わざわざ電話してこないよね!? あ、でもどの道、検査結果に問題が無くても、これからの方針を決めるために、ドクターKと相談しなくちゃ。頭の中がグルグル渦を巻いて、堂々巡りでした。

第六感、と言って良いのか分かりませんが、きっと検査結果は思わしく無かったのであろうと、心の何処かでは、確信しておりました。私達が子供を授かるのは難しいのかも知れない、と漠然とした不安に駆られました。

仕事中のJ男に心配をかけては、と思い、J男が家に帰って来るまで、この件は知らせませんでした。

J男が帰宅と同時に、昼間、看護師さんから電話があった事を伝えました。J男の顔も一瞬曇りましたが、「大丈夫、大丈夫」と私の肩を叩いて明るく言いました。何を根拠に大丈夫なのかは、さっぱり分かりませんが、私を元気付けようとしてくれてるのは、ありがたかったです。取り敢えず、未だ何も分からないこの時点で、クヨクヨ思い悩んでも仕方が無いので、いつも通り仕事に行ったり、友達とランチに行ったりと、気を紛らわしてました。

そして、ドクターKの受診日になりました。この時もまた、私とJ男二人で参りました。

そしてドクターKより、私達が予想していた事とは、全く別の事を、告げられるのでした。

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IVF@海外

IVF@海外 ④

私達が居住しております国では、一刻を争う緊急事態を除いて、大概の場合、先ずは、一般開業医、いわゆるファミリードクターに受診します。そちらでは内科系から、外科系、皮膚科系、耳鼻科系、産婦人科系、泌尿器科系、小児科などなど、殆ど全てをファミリードクターが診察します。その後、そちらの医師より、専門医受診が望ましいと判断された場合は、専門医紹介、と言う流れになります。

日本の様に個人が、不妊治療が出来るクリニックや産婦人科を探して門を叩くという事は、こちらでは先ずありません。

J男も私も共通のファミリードクターが居ますので、先ずそちらに電話して受診予約をしました。10日後くらいに予約が取れたと思います。その場合、私の名前で予約しました。

J男も快く受診を承諾し、二人でファミリドクターへ相談に行く事となりました。その時は未だ、私達の中では自然妊娠の望みも持っており、受診日まで今まで通り、タイミングを合わせての妊活をしておりました。

私達のファミリードクターは感じの良い女医さんKです。40代のKドクターは、旦那様も医者です。当時、小学校、中学校、に通う3人のお子様を育てておられる、ワーキングママでもありました。現在はお子様達も大分、成長されているでしょう。

受診当日、我々二人で向かいました。とても気さくで、カジュアルなドクターKなので、親しみ安いのですが受診内容が内容だけに少しばかりか、緊張したのを覚えております。

これまでの妊活の流れを説明しました。ドクターKは、親身に明るく私達の話を聞いてくれました。「じゃあ、まずは、二人の血液検査とJ男の精液検査をしてみましょ」と言う流れになりました。

多分20分くらいの受診だったと思います。血液検査、精液検査の紙と、精液採取の入れ物を貰って、ファミリードクターを後にしました。

こちらの国では、血液検査や精液検査や、その他諸々の病理検査はまた別の病理検査機関に行き、採血などをしてもらいます。精液検査は自宅で採取したものをそちらの機関に提出するのみです。検査結果はファミリードクターに報告書が送られる仕組みになっております。

数日後ドクターKの一般クリニックの看護師さんから電話がかかってきました。

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IVF@海外

IVF@海外 ③

スクリーンの向こう側に、いらっしゃる貴方、ようこそ私のブログに来てくださいました。

数日前に、Analyticsと言う、アクセス解析ツールを、導入致しました。未だ解析読解が不慣れな現状ですが、これだけは分かりました。この超初心者ブログに訪問してくださった方が3名いらっしゃいます。そうです、そこの貴方。どなたかは勿論、存じ上げませんが、初の訪問者の方々、アメリカから2名、日本から1名であります。心よりお礼申し上げます。

それでは前回②からの続きに参りましょう。

私はJ男に、排卵検査薬の事に付いて、説明しました。J男は快く、協力してくれました。今晩がチャーンスという時は、仕事中のJ男の携帯に、メッセージを、送りました。

J男は、フルタイムで仕事しております。そして4週間に一度、連続7日間は、仕事時間外の、緊急呼び出し任務が、課されます。

通常の勤務が終了後、帰宅となりますが、何か不具合や、緊急事態が発生した場合は、夜中であろうと、朝出勤時間前であろうと、容赦なく電話がかかって来ます。その状況により、現場に駆けつけたり、職場のオフィスに駆けつけたり、自宅で対処できる場合は、リモートで対応したりしております。

私も、当時はフルタイムで働いておりました。子供が居ないので、残業も、喜んで、と言う思いで、進んでしておりました。3交代の仕事なので、夜中働いて、日中就寝と言うのは、日常茶飯事でした。

私達カップルが、仕事と妊活を両立するのは、簡単ではありませんでした。日本も海外でも、現代のカップルは共働きが多く、私達と、同じような現状の方々も少なく無いのでは、と思います。

まあ数ヶ月後には、赤ちゃんを授かるだろうから、できる範囲で頑張って、焦らず、ストレス溜めず、気楽に妊活して行こう、と話してました。

妊活を始めて、1周期目、初めての妊娠検査は、陰性でありました。少しばかり、がっかりしましたが、まあ、始めたばっかりだし、と気を取り直し、次にと意識を向けました。

2周期目、3周期目と、妊娠検査の棒の、小窓に見える縦線が、2つになる事はありませんでした。

この頃から、もしかしたら、私は不妊症なのでは無いか、と頭をかすめる様に、なりました。

場所にもよりますが、海外在住の方はご存知の様に、日本の様に湯舟に浸かる習慣があまりありません。私が居住してる国は、浴槽が無い、シャワーだけの家も、珍しくありません。幸い、私達の住んでる家は、浴槽があるので、日頃シャワーですませているところを、お湯を貯めて、湯舟に浸かる様に、温活も行いました。

私達の居住してる所は、緑も多い、田舎町なので、適度なジョギングや、ウオーキングも行いました。

しかし、中々思う様には行かず、妊娠検査の小窓は、縦線1本のまま5周期目が終了したのであります。この時私は、病院に行って検査しよう、と決意したのでありました。

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IVF@海外

IVF@海外 ②

ブログのタイトルからして、お気付きかと思われますが、これは、私の過去の記憶を、掘り起こして、綴っております。記憶があやふやの所もありますが、そこは多めに見て下さいませ。現在は8歳と6歳の子供を持つ母でございます。

では前回①からの続きに参ります。

当時の私の妊活知識は、お恥ずかしながら中学生レベルと申しましょうか。避妊をしなければ、いつかは妊娠するだろうけど、女性の年齢、35歳位を目処に、妊娠確率は低下するだろう、位にしか捉えておりませんでした。

信じ難いとは思いますが、自分の生理周期が何日間かも知らずに30半ば迄、生活しておりました。生理前の下腹部の重たさ、みたいなのは、自覚が有りましたので、そろそろヤツが来るな、と予測を立てて、ナプキンなどの準備はしておりました。それでどうにかなっていましたので、これまで不自由無く、生活しておりました。

しかし、これからは子供を授かる、夫婦生活にシフトして行くために、インターネットを利用して様々な知識を吸収していきました。海外在住の為、気軽に子作りの事を、日本語で相談できる、日本人の友達も当時はおらず、21世紀の、ネット環境が整ってるこの世界に、生まれて来て本当に良かった、と思った瞬間でした。

私の生理周期は、28日から30日位の比較的整ってる方だと言うことが分かりました。排卵検査薬なるものも初めて購入しました。外国暮らしと言っても、華やかな大都会、ニューヨーク、ロンドンと言った煌びやかな都市とは、恐れ多くも、比べ物にならない位の小さな町に居住しております。その私の住む、小さな町の、小さな薬局でも、排卵検査薬が購入出来ました。しかも種類が色々ありました。と言うことは、排卵検査薬は世の女性からかなり、需要があるという事を認識しました。

排卵の数日前に、夫婦生活を営むと妊娠しやすい、というネット情報を元に、排卵検査薬を駆使して、計画的夫婦生活、始動開始、のゴングが鳴り響いたのであります。

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IVF@海外

IVF@海外 ①

私は、今の外国人旦那J男(仮名です)と数年、お付き合いして結婚しました。

その時既に高齢出産(初産35歳以上)確定間違いない年齢に差し掛かろうとしてました。結婚したら直ぐにでも子供が欲しいな〜っと思ってる私とは裏腹にJ男はそんなに急がなくっても良いんじゃないの?っと言うスタンスでした。

J男は私より7歳歳下。彼の周りも、まだ親になってる友達は少なく、本人が父親になって、子供を育てて行く、と言うビジョンが未だ頭の中に描かれていなかったのでしょう。

しかし、現在、医学が飛躍的に進歩したとは言え、やはり女性にはタイムリミットがあります。運良く直ぐに恵まれるカップルもあれば中々そうでないカップルもあります。

先延ばしにすれば、妊娠率も下がって行く、と言う認識は私にもありました。ここで「女性の年齢と妊娠率のグラフ」バーンみたいに貼りたかったー!のですがブログ初心者、と言うかパソコン使えない女の悲しいところ、どうやってやるの?? また、おいおい勉強して行きたいと思います💦

話が逸れましたが、世の男性は日本人も外国人も妊活に対する気持ちは、やはり女性の方が熱いですよね。 これは女性特有の、子供が欲しいという母性本能、遺伝子レベルでの本能なのでしょうか?

J男は子供が欲しくないと言う訳では無く、いつかは欲しいね、と言う思いだったので、半年間、自分達でタイミングを測りながら緩い妊活が始まりました。

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ごあいさつ

念願の初投稿

働く2児のお母さん@海外の始まりです❗️ よろしくお願いします。